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2007年9月

無許可で「ご主人様」接待 メードカフェ経営者逮捕 札幌

北海道新聞より

 若い女性店員がメードの服装で客を迎える「メードカフェ」で接待行為を行ったとして、札幌中央署は二十六日、風営法違反(無許可営業)の現行犯で、札幌市中央区南一四西六、風俗店経営猪股奨(すすむ)容疑者(25)を逮捕した。メードカフェの摘発は道内で初めてで、全国でも珍しいという。

 調べでは、猪股容疑者は同日午後九時半ごろ、経営する同市中央区南五西四のメードカフェ「ポップジャム」で、道公安委員会の許可を受けず、メード役のホステスに男性客の接待をさせた疑い。

 同署によると、同店は十八−二十三歳のホステス十人が在籍。ミニスカートにメード風のエプロンをつけたホステスが客の隣に座って酌をしていたほか、メード指名料(三千円)も設定。同署はこれらが「接待行為」に当たり、本来、風俗営業の許可が必要と判断した。調べに対し、猪股容疑者は「メードカフェブームに乗ろうと思った」と供述し、容疑を認めている。

 メードカフェは数年前から東京・秋葉原を中心に全国に広がった。札幌・ススキノでも同店を含め計七店の営業が確認されているという。

北海道メイド喫茶界が今、メイドの卒業ラッシュで揺れている中、それに追い討ちを
かけるようなニュースが飛び込んだ。

メイド喫茶愛好家は、「ポップジャム」のように、非常識的な高額のチャージ料を取り、
隣にすわって接客をする形態の店を、メイド喫茶とは認めていない。
実際、全国ネットの媒体では、この店はメイド喫茶として一切相手にされていなかったし、
北海道内でもこの店の宣伝を掲載しているのは、風俗誌だけであった。
存外にもメイド喫茶ファンには嫌われていた店だったかもしれない。

猪俣容疑者の参入理由も「メードカフェブームに乗ろうと思った」という、余りにも
安直な理由だった。
ブームに乗って商売をする以上は、そのブーム全体を対象に研究することが必須である。
しかし、指名やおすわり接客でヲタの心を掴むとでもこの容疑者は思っていたのだろうか。
そうだとすれば、余りにも研究不足でいい加減な経営姿勢である。

この手のニュースで付き物なのは、マスコミが「メイド喫茶とは何か」を視聴者に
正確に伝えなかったり、その報道を真に受けた一般人がメイド喫茶にますます
偏見の目を向け、結果として風評被害が発生することである。
真面目にメイド喫茶を経営している諸氏には、風評被害の面でいい迷惑だと思う。

他にも、意外なところで風評被害が予想される場所がある。
天下のNHKの音楽班だ。
NHKは、現在は番組名は異なるものの、J−POP系総合音楽番組である「ポップジャム」を
長年にわたり制作・放送してきた。
NHKの音楽番組といえば、今はなき「ポップジャム」を真っ先に連想する視聴者は多いはずだ。
このメイド喫茶の摘発に関し、NHKに無用の問い合わせのないことを祈っている。

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