メイド喫茶の公式サイトによる情報開示について考える
ここ最近、メイド系の公式サイトによる情報発信体制に種々の不満を聞くことがある。
かつてもこのような時期が存在していた(2006年頃に事業者が増殖したとき、新規参入事業者の過半数は公式サイトに不備がみられたのが記憶に新しい)が、次第に改善傾向になっている。
特にメイド喫茶は、都会的な喫茶チェーン店や地域に根ざした小さな一般の喫茶店等とは異なり、地元の客や顔なじみの客ばかりではなく全国各地から色々な客がやってくるという特性がある。それ故公式サイトによる情報発信は重要であると考えている。
企業会計における「企業会計原則」に「明瞭性の原則」なるものがある。会計学的には財務諸表による会計情報の適正開示と明瞭表示を要請する原則である。これを会計学的にメイド系に適用することは無理が生じる恐れがあるが、「明瞭性の原則」の思考をメイド系の公式サイトに当てはめると、軸は
公式サイトによる店舗情報の適正開示と明瞭表示
となり、次のような事項が要請されると思われる。
①重要な会計方針を開示
→メイド業界全体の中でどのようなポジションを目指す店なのかを明示する。
②重要な後発事象を開示
→臨時休業や貸切営業、及びメイド服や通常の制服を着用しないようなイベント営業は前もって告知する。
③区分表示の原則
→コンテンツはシステム、メニュー、メイド紹介、メイドブログ、アクセス、リクルート、相互リンク集etcなどの区分に分ける。メニューはドリンク、軽食、スイーツ類に区分分けをして表示する。
④総額主義の原則
→チャージ(入場料)を徴収している店はその旨も明記し、総額が分かりやすいように表示する。
⑤科目の概観性
→トップページにリンクを並べるときは、システムやメニューの説明を先にして、求人情報や相互リンクを後にする等、トップページを見やすくする。
⑥重要事項の注記による補足
→ハウスルール等に関する情報や、ポイントカードの運用に関する情報など、重要と考えられるものは注意書きをする。(携帯電話会社のコンテンツでよく見られるが、細かすぎる注記もまた分かりにくくなるので注意。)
⑦付属明細表の作成
→例えば、求人応募者や顧客についての個人情報保護方針(プライバシーポリシー)文書を掲載する。
古参のメイド・コスプレ店程、過半数は上記①~⑦に挙げられるような事項に従っているものと思われる。
問題なのは、2008年型メイド・コスプレ店にありがちだが、上記①~⑦に適合しているのは2~3項目だけだったり、酷いものでは適合項目ゼロといった公式サイトも見受けられる。
中には、mixiがあるからとかメルマガがあるからとか、常連ネットワークがあるから情報発信は大丈夫、などと考えている経営者もいるかもしれない。
情報化社会の中、情報を十二分に活用しないようなSEOというものは何かと限界があるものと思う。
公式サイトに手を抜いたせいで集客数減に繋がったり、閉店を早めてしまうという事象は、愛好家として寂しさを感じる今日この頃。
補記;メイド・コスプレ店の公式サイトには何でも詰めこめばいいものではなく、必要性に乏しいコンテンツと考えているものもある。その代表例は、客が書き込める公式BBSや、公式ブログのコメント機能。
門戸を開くのはいいことかもしれないが、店舗側がしっかりとしたポリシーで常時運用しない限り、必ずと言っていい程荒れるものである。
問い合わせのためのメールアドレスや電話番号を準備するだけでOKかも。
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